なんとも不思議な物語

先週の土曜日、妹夫婦に誘われて久しぶりに三重県伊勢神宮に出かけました。
おかげ横丁」で太鼓のショーを見たり、赤福餅を食べたりと小旅行を満喫していました。そろそろ帰る時間になり、お土産を見て行こうかとお店に入ったときに、愛知県江南市に住む娘から突然に携帯に電話が入りました。私の身体を気遣って元気にしているかと心配をし、様子を伺う電話でした。今日はのんびりと小旅行を楽しんでいることを話すと、安心した様子で昨晩見た夢の話をしてきたのです。

それからはまるでドラマの中の出来事のような話なのですが・・

娘は「おかげ横丁」の奥の方にある削り節をその場で作ってくれるお店に立ち寄り、母(yamitti)のために削り節を買ってくる、という夢を見たと言うんです。(今日ここに来ると言うことは娘には話していませんでした)

私はびっくりしましたが、「おかげ横丁」のお店はたくさんあり、今ここに居るお店が夢に出てきたのかどうかは半信半疑で、調味料を売っているお店ではあるが、削り節は置いてあるかどうかわからないよと携帯電話で話しながら周りを見渡すと、見えたのです!削り節をまわす機械の音とともにご主人らしき人と、若い男の人が削り節を作っていたのが。ほんとに恐ろしいほどの偶然ということで、娘に削り節のお土産を買っていくことを約束して電話を切り、二人に近づきました。

すると、削り節を削っていたのではなく、機械の調子が悪いらしく調整をしていたのでした。作ることが可能かどうかお願いすると、申し訳ないけれども調子が悪く本日は終わりだと告げられました。とても残念でした。昨夜の夢が正夢となり、娘の変わりに私が今日ここに居る、そして削り節を見つけた驚き、まさに信じられない珍しい偶然の積み重ね・・・

買って帰ることは出来ないけれど、こんなことってあるんですねと、事の成り行きと驚きを正直にご主人に打ち明けました。そうしたら、その感動を受け止めて、一緒に驚いてくれたのです。そして、なんと調子の悪い機械を時間を掛けて動かしてくださり、貴重な貴重な「削り節」を作ってくれました。本当に感謝です。

なんという幸せな日なんでしょう。
なんという経験をしたんでしょう。
良い人たちに囲まれて恵まれているyamittiです。大切にしなくては。