ピアノの調律

娘が5歳ぐらいの時に買ったアップライトピアノ
鍵盤はホコリがたまり、音も正確でない・・・かれこれ20年くらい調整していない。YAMAHAのいいやつなんだけどなあ。
何年か前に、ずっと置いたままにしておくのはもったいないと「大人のピアノ教室」に通ったが家族の病気などもあり、たった3年で断念してしまった。以来手つかずで、たまに孫が来た時におもちゃ代わりに触る程度だった。
ちょっとしたきっかけがあり、本日調律をしてもらうことになった。幸いピアノの中の状態は問題がなかったので一安心。
見ていると調整している音がすごくおもしろい。軽やかで躍動感があり、つぎつぎと音が揃っていく。生き生きと働いているこの人は幸せだろうなあと妙なところで感動する。
お茶を飲みながら語ったところによると、彼女(そう!調律師は女の人)は中学の時にこの仕事をしたいと思ったそうだ。ピアノを弾いていた時期に調律の仕事をする人を見る機会があり、ピアノの構造や音の出るしくみに感動し、将来絶対こういう仕事をしたい!と思ったとのこと。すごいね。信念があるね。しかし仕事となると、男の人並みの体力と腹筋が必要で、常に鍛えているらしい。体も大きくないとダメなんだよと言っていた彼女は恵まれた大柄な体格だった。ほんとうに天性の仕事らしく、楽しく調律していたので幸せだろうなと直感で感じたのだと思う。初めての出会いだけど、おしゃべりできて私も勉強になった。
きれいな音も確保できたので、また少しピアノをはじめようかなあ。刺激されてしまったのかな。