思わぬ収穫

Kちゃん家の庭に植えられたブルーベリーは、Kちゃんのお母さんの遺作である。今年の桜の時期に逝った彼女は、体が動かなくなるまで畑にいた。野菜やお花をたくさん育て、私たちにも分けてくれた。その彼女が遺してくれたブルーベリーの木に、枝が重たくなるほどにたくさんの実が熟れていた。ああもったいない・・・濃いブルー色に染まった実はいまにも地面に落っこちていきそうだった。これを取らない手はない。「Kちゃんのおかあさん、ありがとう。いただいていきます。」と思いながら、一粒一粒を丁寧に採っていく。ああ楽し・・・収穫するということはこんなに楽しいものなのか・・・Kちゃんのお母さんがなぜ野菜や果物を育てることに執着したのか、少しだけ分かったような気がする。
早速、家に帰ってジャム作りに挑戦!どうだい?美味しく出来たよ!