蓬莱橋

知ってますか?島田市にある大井川にかかる世界最古の長い木造の歩道橋、蓬莱(ほうらい)橋。894mもあって、往復40分って書いてありました。(渡ってからパンフレットを見ました)幅は僅か2.4mで、すれちがうのがちょっと怖い。だって、遥か下は大きな川が流れていてとにかく高くて狭いんです。それをですよ、先日の中国からの黄砂が一番ひどく、歩く先はモヤがかかったように見えにくく、おまけに風速20mくらいの突風が吹いた日に渡って来たのです。何度(引き返そうか!)と思ったか・・・まわりに橋以外の何も無く、ちょっと進んだところで強風が吹くと飛ばされそうで、立ち止まっては座り込み、「これでも行くの?」と主人に聞くと、「きっと、いい思い出になるよ」と言われ、引き返す気持ちは無いんだなあとあきらめては、もうちょっと進み、突風がきては「ひゃああああ」と座り込み、「どうする?」と主人を見上げると、「怖いな、でもいい思い出になるよ」と言う繰り返しで、とうとう ど真ん中 と書かれているところまで進んでしまい、引き返すにも引き返せず、進むしかないとあきらめながら、ただひたすら蟹股で踏ん張って歩く始末。黄砂で景色なんかは全く見えないが、周りを見る余裕もなし、堕ちないように歩くのみ。願いは(早く着きたい)それだけ・・・そして、着いたら折り返すしかないむなしさ・・・多分往復40分って書いてあったけど、絶対40分より早い時間で着いたと思う。早く終わりにしたくてただ黙々と歩いたもの・・・ああ強風とともに川へ堕ちないでよかった。生きてて良かった。

思い出の1ページになったんだろうか?

教訓 蓬莱橋を渡る時は、お天気のいい、穏やかな日を選ぶべし!そうすれば、もしか   したら富士山もきれいに見えるかも。